「隊長ー、ちょっといいですか?」
「あ?」
「取って欲しいものがあるんですけど」
俺のメリットは、
「あーっ、助かりました!有難う御座いますね!」
「おい、俺をこんなことに使うんじゃねぇ」
「仕方ないじゃないですかー、あたしにはそこ入れないんですから」
身体が小さく、普通の奴等が入れないような場所にも入ることができる
「まず一、んな現世の遊び道具で遊んでんのが悪いんだろ」
「だってこれは乱菊さんがお土産ってくれたんですもん!」
俺は羽織に付いた埃を払いながら、
が持っている鞠のようなものを指差す
「今度からは気をつけますから!では!」
「ちょっ、まだ話は終わってないだろ!;」
*****
「・・・・・っくそ」
「隊長、あたし取りましょうか?」
「いや、気にすんな。お前は自分の仕事してろ」
「でも・・・」
俺のデメリットは
「やっぱりあたし取りますよ、それ時間の無駄ですから」
「・・・・・悪い」
背が小さくて、上に置かれているものが取れない
「はい、どうぞ隊長」
「さんきゅ」
は俺が取ろうとしていた物を簡単に取ると渡してきた
やっぱり悔しい
「隊長、そんな気を落とさないで下さい。取れないくらいで」
「うるせぇよ」
「大丈夫ですから!ちゃんと待ってれば大きくなりますよ!」
「・・・・・ぉぅ」
メリット・デメリット
(やっぱり牛乳また飲み始めるか・・・)
(そんなことしなくても伸びますって!)
(ぉっ、お前勝手に聞いてんじゃねぇよ!//)