いつもいつも、
同じものばかりを見ていると
人ってものは飽きがくるもので
「おい、人の部屋で寝てんじゃねぇよ」
でも、お前の顔はいつも見ていて
もう見飽きているはずなのに
嫌になったりはしない
寧ろ
「・・・・無防備に寝やがって・・・、こっちの身にもなれよ」
愛しさばかりが増してゆく
俺はそっと眠っているの額にかかった髪の毛を退かすと
触れるだけの優しいキスをした
見飽きた顔が愛おしい
(……ぁ、冬獅郎おはよ)
(おぅ。お前さ、俺の部屋で寝るのやめろよ)
(やだよ。此処で寝ると冬獅郎の夢見れるんだもん。)
(……お前何言って…//)