あーあーあーっ、もう鬱陶しい!!!

なんなんだよコイツゥウウウウウウ!!!!!!!





「晋助」

「あ?なんだよ」




私と晋助はクラスも一緒で席も隣り同士。朝だけであんなんなのに、マジで勘弁してほしい。

隣のせいで授業中はいつも晋助にちょっかいを出されてて、すげー迷惑、授業妨害すぎる。




「さっきからスカートひっぱんのやめてくれない!?」

「あ?減るもんじゃねえだろ」

「減るわ!お嫁にいけなくなるだろ!」

「そうなったら俺が貰ってやるって」




晋助はニヤニヤといやらしい笑みを浮かべながら

私のスカートをヒラヒラと動かした。




「いや、そんな気遣いは無用なんで。つか無理」

「遠慮すんなよ、よくあんだろ少女漫画とかでも、幼馴染との恋って」

「お前少女漫画読んでんのか・・・・!」



「コラー、と高杉うるせーぞ。夫婦漫才すんな」





晋助に変な疑惑が浮かぶと同時に、授業をしていた銀八が私達の前に来てそう言った。

ったく、晋助と話してるだけで大変なのに、銀八まで割り込んでこないでよね、つかれる。

つか、私と晋助は夫婦じゃないし。最悪なことに幼馴染みなだけだし!




「先生ふざけるのは止めて下さい、夫婦漫才ってなんだコラ、あァ?」

「おま、先生になんて口の利き方してんだ」

「別に近い未来そうなんだから恥ずかしがる事なんてねぇだろ」

「いい加減な事言ってんじゃねェエエエエエ!!!!!!」





晋助はそう言って周りと銀八に見せつけるように私の肩を抱いてきた。

流石にコレは許せないぞ、どんなに温厚は私でも許さないぞふざけんな晋助!

私は晋助の手を振り払い、ガタンと椅子から立ち上がると晋助の鳩尾に蹴りをかました。





「ぐおふっ」





蹴りは見事にクリティカルヒットして、晋助は実に痛そうな声を洩らして机に突っ伏した。

キン●マを蹴らないだけマシだと思え!この下衆野郎!




































耳穴かっぽじってよぉく聞けよ!」
しか出ねぇーぞ」

(んなこと聞いてないわい!)
(あーくそ痛ェ。歪んだ愛情表現だなオイ)
(違うから。アンタの考えと360度違うから)
(ハァ、シャイな女は面倒臭ェなァ)
(・・・・・・・・・・・・(ブチ))