「おい、聞いたか?夏もアレやるんだってよ」




「あー知ってる。またが賭けられるんだろ?」




「そうそう、でも今回は隊長や副隊長達だけしか出ないらしいけどな」




「それがいいんじゃねぇの?この前の春なんて怪我人続出だったし・・・;」




「・・・確かに;あれは酷かった」




「それにしても今回の勝者は誰なんだろうな」




「賭けるか?」




「お、いっちょやるか!!」










今年も夏がやってきた!!


























争奪戦

























とうとうやってきてしまった・・・




この日が・・・




もう夏なんて大嫌いだ・・・










ちゃん至急これからある隊首会に来るようにだって」





が一人呟いていると雛森が後ろから話しかけた





「桃ちゃん・・・」





はその声を聞くと雛森に抱きついた





「ど、どうしたのちゃん??」





「私を匿って!!殺されるぅ!!」





隊首会なんて出たくない!!




どうせ何言われるかなんて分かってんだから!!





は半べそかきながら雛森に訴えた





「そんな事言われても・・・;頑張ってちゃん」





雛森は困りながら答えた





「春はなんとか生きて帰れたけど今度こそ殺されるよっっ!!」





「でも、これは毎年やってる事だから;;」





誰だこんな事決めた馬鹿野郎はッッ!!




あ、ヤベッ私のじいちゃんだ・・・;;




私のじいちゃんは一番隊隊長山本元柳斎重国




なんか早く婚約者(彼氏)ができてほしいらしくて




こんなイベントをしているらしい・・・




全くいい迷惑だよ、好きな人くらい自分で見つけるっつーの





「いい加減諦めろ





いつの間にかの後ろに日番谷が立っていた





「ぎゃっ冬獅郎!!」





「あ、日番谷くん;;」





「人が折角迎えに来てやったってのになんだその驚き方・・・色気ねぇ・・・」





日番谷は少し呆れながら言った





「冬獅郎が急に出てくんのが悪いんでしょ!!てか色気関係ないじゃん!!」





「とにかくさっさと行くぞ隊首会」





日番谷はを雛森から引き剥がそうとした





「ぎゃあーーーやめろこの糞チビがぁぁーー!!」





はよりいっそう雛森に抱きついた





「ちょ、待ってちゃん苦し・・・;;」





テメェ糞チビとはなんだ!!犯すぞこの野郎ッッ!!」





ぜってぇ剥がしてやるッ!!





そう言って日番谷はおもいきり引っ張った





「な、犯すだなんて野蛮だー!エロ小僧ぉー!変態ィー!ぎゃっ」





は力尽き日番谷の方へ倒れた





「はっ・・・ゴホッ・・・死ぬかと思った・・・;;」





雛森は咳をしながら座り込んだ





「平気か雛森?・・・やっと捕まえたぜ」





イッタイなぁー全くもぅ・・・って、えぇ!?





日番谷はを担いだ





「どこ連れて行く気!?ヤられるッッ!!誰かー!!」





「いつまでもうるせぇんだよ、隊首会に決まってんだろ!いい加減にしねぇとマジ犯す・・・」





「・・・・;;」





それでよし、と言って日番谷は外へ出た





「いってらっしゃい;」





雛森は息を整えながら見送った




















「あ−全くいつになったらこーゆうイベント終わんだろ・・・」





は日番谷に担がれながら話していた





「そりゃあ、お前が彼氏作ったらだろ」





「やっぱり・・・」





それじゃあ先が長いなぁー





「しかも隊長・副隊長の奴らじゃなきゃいけねぇんだろ?」





「え、そうなの?」





この前の春は普通の隊員だって出てたじゃん





「今回からそうなったらしいぜ」





「ダル・・・」





どうにかサボれないかなぁー





「言っておくが、サボったりできねぇからな」





うわっ心読まれた!?





「あーゆー風にすでに張り切ってる奴いっぱいいるからな」





日番谷は空いている方の手で屋根の上を指差した





「市丸隊長・・・」





「あ、ちゃぁ〜んvV」





市丸はに気づくと手を振ってきた





「なんかものすごく怖いんですけどあの人。ちゃん付けしてるし・・・;」





「まぁ市丸だからな」





「何話してるん?」





市丸は日番谷とが話している間に瞬歩を使って降りてきた





「べ、別になんでもないっすよ」





「んー?まぁええか。それより今日こそ僕のモンになってもらうからなv」





市丸はニッコリと微笑んだ





「そんな微笑まれても無理です!」





「なんでぇー優しくしたるのに」





アンタの優しさって何!?




あー考えただけでも鳥肌がッ





「二人共うるせぇよ、それより着いたぜ」





日番谷はを降ろしドアを開けた










「遅かったの





「ゴメンじいちゃん、ちょっと鬼ごっこしてて」





嫌がってたなんて言えない・・・;;





「何が鬼ごっこだよ、お前がずっと反抗してッん」





は隣にいた日番谷の口を押さえた





黙ってろ糞チビ!!





「まあ良い、それよりそろそろ今回の争奪戦の説明をしようとするかの」





よこっちへ来い、と山本はを自分の元へ呼んだ





「まず今回の参加者を説明するとしよう」





今回の参加者は、市丸ギン・吉良イヅル・藍染惣右介・朽木白哉




阿散井恋次・京楽春水・檜佐木修兵・日番谷冬獅郎・更木剣八





「以上九名じゃ」





へー結構少ないんだなぁ




二番隊・四番隊・八番隊・十二番隊・十三番隊は出ないんだ




あ、二番・四番隊は女の人だしね。二番隊の副隊長に出てこられても困るだけだしw




後、十二番隊も出られると困る・・・;もし勝っちゃったら私実験体だよ・・・;;





「争奪戦は明日から開始する、今日は明日の為に体を休めるんじゃな」





「じいちゃん、今回の争奪戦内容は?」





これを知っとかなきゃ心の準備ができない





「おお、そうじゃった。今回は・・・」










を口説き抜いた者が勝者じゃ










「それなら簡単やなぁ」





「確かに、前は戦闘で決めたから怪我人多かったからね、こっちの方が安全だよ」





市丸と藍染は頷いた





口説くねぇー・・・




まぁ血見なくて済むだけマシか





「ではこれで隊首会は終わりじゃ、以下の事を副隊長達にも伝えてくれ」





やった!やっと終わったぁ




さっさと帰ろぉ〜♪





そう言うとはドアの方へ向かった





行こうぜ」





ドアの前には既に日番谷が待ち構えていた





「うんーてか冬獅郎とは隊違うじゃない」





さっきも迎えに来てくれたし




なんかヤラシイ事考えてんじゃ・・・





「別にいいだろ、俺の好きでやってんだ」





日番谷は少し照れながらの手を取ろうと手を伸ばした





「ちょいストォーップ!!そりゃずるいやろ十番隊長さん」





「そうだよ、日番谷君」





「話聞いてりゃ行きも迎えに行ったそうじゃねぇか」





市丸・藍染・更木は日番谷の手を押さえた





「なんだテメェ等・・・」





日番谷は眉間に皺を寄せ三人を睨みつけた





「だから行きにを独占してんのに帰りも独占はずるいゆーてんの」





君はまだ君のモノじゃないんだよ?」





「まぁともかく俺等に送らせろって事だ」





うわー隊長さん達喧嘩モードだよ





本当やんなるなぁー;





「そんなもん早い者勝ちだろが」





「それはお子チャマの考えやで」





「あ゛ぁ゛!?」





市丸隊長完全に冬獅郎に喧嘩売ってるよ;;




誰か止めてェー!!










こっちへ来い」










「ん?」





誰かの呟く声が聞こえ、は後ろを向いた





「あ、朽木隊長に京楽隊長」





そこには朽木と京楽が立っていた





「シィー!!ちゃんコッチおいで、帰ろう」





京楽は人差し指を口の前にやり、もう片方の手でに手招きをした





「え、でも冬獅郎達が・・・;」





「そんな奴放っておけ。直やめるだろう」





た、確かにそうっすね;





「じゃあ帰りましょうw」





早く帰りたいし〜w





は朽木達と外へ出て行った

























「んじゃ、どうも有難う御座いました!!」





「あぁ」





「明日は一つ宜しく頼むねちゃん」





そう言うと朽木と京楽はそれぞれ帰っていった





「ただいまぁー桃ちゃんw」





「あ、お帰りちゃん」





明日はどうなるんだろ・・・





まぁ明日は明日にならないと分からないけどねー





今日はともかく仕事に集中しよっと




















〜おまけ〜





「いい加減やめろよ日番谷」





四人はまだ喧嘩をしていた





「うるせぇな!!それより市丸!!お子チャマとはなんだッッ!!」





「お子チャマはお子チャマやで」





喧嘩の内容は変わったようだが・・・;





「はぁ・・・あれ?君は?」





藍染は辺りを見渡した





ならずっと前に朽木と京楽に誘われて帰ってったぜ」





更木は笑いながら言った





「はぁ!?気づいてたのに止めなかったのかよ更木」





「そうやで、折角送ってったろと思ったのにぃ」





「お前等がもめてっからいけねぇんだろが」





「「・・・・」」





二人は痛い所をつかれ黙り込んだ





「しょうがない、僕は帰らせてもらうよ」





藍染は溜息を吐きながら帰っていった





「俺も行くぜ」





更木も外へ出て屋根に飛び上がり走り去って行った





「僕等二人っきりになってもうたな十番隊長さん・・・ってあれぇ!?」





市丸が日番谷に振ろうとすると既に隣に姿はなかった





「僕置いてけぼりやんか・・・」





そう呟くと一人トボトボと帰って行った










---END---

なんかまたコイツ書いてるし・・・ミニ連載(!?)っぽいもの・・・
なにが好きでこんな長いもん書いてんだろ・・・なぁ獅馨哉よ・・・
しかも今回“逆ハァ”だよ逆ハァ!!出来んのかお前さん!!(ぇ
でも、人全然出てきてないよね・・・最初なんか冬獅郎だけだし;;
しかもなんかハレンチな事言っちゃってるしさぁ〜えーっとぉ・・・
「犯す」・・・キャァァ〜何言っちゃってんのよ冬獅郎vV(グフフ
私で良かったら頂いちゃってくださ・・・(強制終了)コホン・・・
なんかもう腹痛くって気がおかしくなってんだね、絶対!!☆★☆★