「はぁ……つまんないなぁ。」


、つまんない!!]



は指の上に乗せた綿のような物体に話し掛ける…………




「やっぱり雲雀の言葉しか覚えないかなぁ??」




が先程から会話をしているのは、雲雀が骸に監禁されてる間に手懐けたバーズの鳥。
言葉を覚えるのでは雲雀がいない間に覚えさせようとしてるのだ。




「黒曜から帰ってきてから雲雀は外の警備厳しくしちゃうし………
うちは危ないから連れて行ってもらえないし………」

[雲雀、会いたい!!]

「うん……会いたい。」

[雲雀、心配??]

「もちろん……でも、今の雲雀にうちは邪魔なのかもしれない………」

[雲雀、邪魔??]

「雲雀じゃないよっ!!うちが邪魔なの。」

、邪魔??]

「そんな感じがする………はぁ………」




は溜め息を吐く。




[緑たなびく並盛の〜]

「へ??」

[大なく小なく並がいい〜]

「校歌??雲雀が教えたのかなぁ??」

[いつも変わらぬ〜]

「健やか健気〜」

[ああ〜ともに謳おう〜]

「並盛中〜」

[朝つゆかがやく並盛の〜]

「平々凡々並でいい〜」






ガチャッ






「っ?!」

「随分楽しそうだね??」

「雲雀っ?!……お帰りなさいっ!!」

[雲雀、お帰り!!]

「ずっとその鳥と遊んでたの??」

「宿題やってたら窓小突いてたから入れてあげたんだよ。」

「で、仲良くうちの校歌の合唱??」

「この子が歌い出したから一緒に歌ってたの………」

「へぇ……楽しそうだね。」

「……雲雀、怒ってる??」

「別に………」




雲雀はの向かい側にあるソファーに腰を下ろす。




「(絶対怒ってる……)でも………」





、好き!!]





「は??」
「ん??」





、大好き!!]





「ちょっ、鳥のクセに何言っ………」






、愛してる!!]






「……っ……へっ////?!」

「ちょっ、鳥っ!!僕のさんに何してるのっ?!」

「可愛いっvv」





は鳥を肩に乗せて撫でる。





さんも何言ってるの?!今、自分が何されたかわかってんのっ?!」

「へ??りっちゃんとキスした事??」

「そうだよっ!!……って、りっちゃんって誰っ?!」

「この子だよ。鳥の“り”を取って、りっちゃんvv」





[りっちゃん、好き!!]





「……鳥、咬み殺す………」

「ちょっ、雲雀っ?!りっちゃん殺しちゃダメっ!!」

「嫌だ。僕の気が収まらない………さんにキスしていいのは僕だけだからっ!!」

「何の主張っ?!(もしかして………)雲雀……りっちゃんに妬いてるの??」

「っ……//////」





雲雀の顔がみるみる赤くなる。





「雲雀??」

「ぼっ、僕がこんな鳥に妬くわけないでしょっ//////?!」

「そうなの??」

「当たり前だよっ////!!」

「そっか………」

「でも、さんにキスしていいのは僕だけだからっ////!!そこだけは譲れないからっ////!!」






[雲雀、ライバル!!]






「………やっぱり、咬み殺すっ!!」

「雲雀っ!!トンファーしまって!!物騒だからっ!!」

「僕は売られた喧嘩は買う主義なんだ………」

「別にりっちゃんは喧嘩なんか売っ……」






、りっちゃんの物!!]






「りっちゃんっ?!喧嘩売らないのっ!!雲雀もトンファーしまってよっ!!」

「決着が付いたらね………」

「えぇっ?!」







その後、が雲雀をなんとか抑えてその場を乗り切ったとか何とか…………

















ライバルの名は・・・?!






あとがき。

獅馨哉ちゃん、サイト「Heretical Rocker」2周年&30万打おめでとうございます!!
遅くなったけど、お祝いに打たせてもらいました(・∀・)
リクエストに添えてるのか謎な部分はあるけど、愛は篭もってます。←

これからも楽しいお話をバンバン発信していてくださいね!!
ずーっと、応援してます。

以上、読んでいただきありがとうございました。


                       2008.03.31  沖田時雨












時雨ちゃんからいただきました!ありがとぉおおおう!
これからも頑張ります!しずや頑張っちゃいますからっ!
雲雀さんステKingだわああぁあああ(はぁと)
ホントにホントにありがとうね!
これからもHeretical Rocker、そして獅馨哉を宜しくお願いします!




獅馨哉