今日も一日平和だなぁ
と思ってたのに
「冬獅郎どうしたの!?」
私のお願いを聞いて
「ぉ、おう;」
「私は何したのって聞いてるの」
は眉間に皺を寄せ
冬獅郎の前で腕組をする
「別にたいした怪我じゃ・・・」
「何したって聞いてんだけど?」
「ほ、虚退治で・・・な?;」
冬獅郎はいつもとは違い
眉間に皺を寄せているものの
眉を下げ冷汗を掻いていた
「だからそんな怒るなよ;;」
「別に怒ってないよ、ほらこっち来て」
手当てするから
は冬獅郎の右腕を引っ張り
近くにあった椅子に座らせる
自分は棚から消毒薬、ガーゼ、包帯などを取り出すと
冬獅郎の前に腰掛ける
「怪我は、左腕だけ?」
「あぁ」
「本当?」
「本当だよ;」
冬獅郎は呆れた様に溜息を吐く
「なんで溜息なんてすんのよ」
「お前心配し過ぎだって」
俺は隊長なんだぜ?
虚退治程度でそんなデカい怪我なんてしねぇよ
「でも怪我はするんでしょ?」
今だって怪我してるから此処にいるんだし
は消毒薬を脱脂綿に付け
冬獅郎の傷口に触れる
「っ・・・、これは掠ったんだよ」
冬獅郎は傷が滲みたらしく眉間に皺を刻む
「掠ったって言っても・・・」
はそこで喋るのを止め黙り込む
「?」
冬獅郎は不思議に思い顔を覗きこんだ
「なーに泣いてんだよ」
「だ、だって」
は持っていた消毒薬を置き冬獅郎に抱きつく
「冬獅郎が傷付くの嫌なんだもん」
「あー・・・、ごめんな」
「好きな人が傷付くのは絶対嫌」
は冬獅郎の胸に顔を埋めた
「ねぇ、冬獅郎、私のお願い聞いて」
無理なのはわかってる
でも意識して欲しいの
「怪我なんてしないで」
「は・・・?;」
無理に決まってんだろ
「心掛けるだけでいいの」
冬獅郎は隊長で
危ない任務がくるのも分かってる
でも
意識だけは持っていて欲しいの
小さい怪我でも、心配する人がいるって
「お願い」
「・・・・わかった」
できるだけ心掛けるから
だからもう泣くなよ
冬獅郎はを抱きしめ額にキスをした
「ふふ、大好きだよ」
こんな我が儘な私を好きでいてくれる貴方が
---END---
んー・・・最後今一ですか?(((汗
小椿昴様リクエストです。
冬獅郎は大好きな貴女の我が儘ならきっと聞いてくれます。
ね、日番谷冬獅郎くんv