「あらー、アンタこんな素敵な彼氏さんいたのー」
「ちょ、ちょっとお母さん違うってば・・・!」
「グッジョブ!やるわね、流石私の娘よ!」
グッジョブじゃねぇえええ!!人の話聞けよ!!!
親指立ててるし、親を此処まで幻滅したのは初めてだよ
「ね、ねえ高杉君、お母さんに本当の事言ってあげてよ!;」
「あー・・・、いつもさんにはあんな事やこんな事でお世話になってます」
「違うだろがァアアアッ!」
あんな事やこんな事って何!?!?!?
高杉君がいうととってもヤラシイことに聞こえるのは私だけ!?
「まあ取り敢えず、上がってもらいなさいよ」
「取り敢えずってなんだ、もうやだこんな母親」
「じゃ、お言葉に甘えてお邪魔します」
「ぁ、あの高杉君・・・?;」
「の部屋は階段上って右の突き当たりなので〜」
「ちょっとォオオッッ!!ホントいい加減にしてよお母さんんんッ!!!!」
私が止める間もなく、高杉君は早々と階段を上って行ってしまった
お母さんも何処かに消え、そして少ししてからお盆に飲み物とお菓子を持って来た
「じゃ、お母さんはぜーったい邪魔しないから、あんな事やこんな事頑張って!」
「あの、ホント家出していいですか」
「別にいいけど、高杉君だっけ?あの人だけはちゃんと捉まえときなさいよね」
どんだけイケメンに弱いんだ
もう駄目だよこの母親
「じゃ、取り敢えず頑張んなさいよ、妊娠は駄目よ」
「取り敢えずって好きだね、てかそんな心配いらないから」
私は半ば強引に渡されたお盆を持ってゆっくりと階段を上った
*************
上っているうちに、私の部屋で何かゴソゴソと音が聞こえてきた
とても嫌な予感がする・・・
「ぁ、あのー高杉くーん?何して・・・ってぎゃあ!//」
「ー、お前やっぱり色気ねぇな」
「ちょっとォオオ!!!なんなんだよ!もうなんなんだよみんなして!!!」
恐る恐るドアを開けると、そこには少し呆れたような顔をした高杉君
手には、見覚えのあるブラジャー
横には、引き出しがいつくか開いた箪笥
「お前持ってんの殆ど水玉じゃねぇか、どんだけ好きなんだよ」
「仕方ないでしょ好きなんだから!高杉君こそどんだけだよその行動!」
「今してんのも水玉なのかァ?」
「そんなのお前に教える義理なんかねェエエエエエエッッ!!」
ついつい敬語にするのを忘れ、キレる自分
言った後に後悔した
「・・・・・ぁ・・・、ぃ今のはその・・・」
私はキレてもなんとか放り投げなかったお盆を小さめのテーブルに置きながら高杉君の顔を窺う
「」
ギロリ、と鋭い目に見つめられる
正直ホントそれは怖い
「今度金は俺が出してやるから、俺好みの下着買え」
お願いします、
出て行ってください。
(あァ?急にどうした)
(もうやだよ、誰か助けて…)
(おい、それで今日のブラは…)
(…水玉ですけど何か?(なんで私こんな奴に敬語なんだろ…))