あぁ、暇だ
大人しくするからよ
「なぁー・・・」
「・・・・」
今俺は、彼女の部屋にいる
「なぁってば」
「・・・・」
と言っても、会話は全くなし
は只管レポートと睨めっこしている
「おい」
「・・・・」
「聞けって」
「・・・・何」
やっと視線をレポートから俺に移したかと思えば
とても不機嫌そうな顔をしている
まぁ、当たり前か
は明日が締め切りのレポートを書いていて
今は終わらなくて苛立っている
勿論俺は、そんなのとっくに終わらせた
「俺暇なんだけど」
「そんなの知らないよ」
冬獅郎が無理矢理来たんじゃない
今日は駄目って言ったのに
はそう言って再び視線をレポートに戻す
「・・・・」
それは分かっているが、
しょうがねぇじゃねぇか
好きな奴とはできるだけ長い時間一緒にいたいだろ?
「なぁ、キスしようぜ?」
「//!?」
俺のいきなりの発言に吃驚したらしく
は顔を真っ赤にして持っていたシャーペンを床に落とす
「な、何言ってんのよ!」
「キスしたら俺大人しくするからよ」
これを言ってしまえばこっちのもの
「絶対だよ・・・?」
はとにかく早くレポートを終わらせたいらしく
拾ったシャーペンを机に置き
少しずつ俺に近付いてくる
「あぁ、絶対」
「じゃあ、目、瞑って」
はある程度近付くとそこで止まり
俺の肩に手を置いた
「開けててもいいだろ?」
ふざけてそんな事を言ってみると
は真っ赤になって駄目!と言う
俺は笑いながらそっと目を瞑った
ちゅっ
そう小さく音を立てての柔らかい唇が
俺の唇に触れた
「じゃ、大人しくしててよね//」
「あー、この続きはレポート終わってからな」
俺の言った言葉には硬直する
「・・・え?」
「レポート終わるまで此処にいてやるよ」
終わったら、ちゃんと俺の相手しろよな
俺はニッと笑ってのベッドの上に寝そべる
今のうちにちゃんと睡眠とっておくか
今日の夜は寝ねぇだろうから
---END---
いやー、これ元は日記のほうに書くミニストーリーの話でした。
でもなんか長くなっちゃったんで夢にしてみた★