お前が可愛すぎるから、
愛し過ぎるから、
誰にも見せたくなくなる
お前は、俺だけが見れればいい
お前は、
俺の瞳にだけ映れば良いんだ
restraint&imprisonment
ギイィィィ・・・・
夜が更け
月明かりが部屋の中を照らすなか
古く重たい戸を開ける音がする
「・・・・・」
そう戸の向こうにある暗闇に呼びかける
すると、暗闇の方から一人の少女が現れた
少女の両手首には、手錠
少女の名を呼んだ男、日番谷は
少女、の顔を確認すると柔らかく笑った
「良い子にしてたか?」
日番谷が優しい声でそう言うと、は小さく頷く
「どうしたんだよ、元気ねぇな」
ついこの前までとっても元気だったじゃねぇか
詰所にいた時だけど
「この部屋がそんなに嫌か?」
日番谷はそう言って部屋を見回す
部屋の中は何もなく
夜のせいかどのくらいの大きさかも分からない
「・・・なぁ、なんか喋ろよ」
さっきから黙り込んで
一体何考えてんだ?
日番谷はふとに視線を移すと、不機嫌そうに少し眉を顰める
「それに、もっとこっちに来いよ」
は暗闇から完全に姿を出さず、半分だけ見えるような所に立っていた
「・・・・・て下さい」
は聞き取れない程の声で呟いた
「あ?」
「ここから・・・出して下さい」
はそう言うと、暗闇に隠れていない方の目から
ゆっくりと涙を流す
「それはできねぇな」
「お願いです・・・、日番谷隊長」
「もうお前の隊長じゃねぇよ」
「詰所に、戻らせてください」
「十番隊には、もうお前の机はないのにか?」
「・・・?」
日番谷は怪しく笑い、一歩一歩とに近付いた
「お前は死んだ事になってんだよ」
だから、もう十番隊にお前の居場所はねぇんだよ
此処だけなんだ、お前の居て良い場所は
「ぅ、そ・・・」
「嘘な訳ねぇだろ?」
第五席は、
虚退治にて
失敗し虚に殺された
傷は胸、心臓を一突きで即死
「てな」
お前がいけないんだぜ?
そんなに可愛いから
「・・・・・っ」
はその場に蹲り、声を抑えながら涙を流した
「だから、お前はもう此処から出られねぇんだよ」
これからお前は俺だけのモノ
もう他の奴の瞳にお前を映さないで済む
にとっては最高の不幸
俺にとっては最高の幸せ
---END---
微妙・・・。意味深ですね、はい。
この頃書けません。全然、てか一切?
書こうとするとこんなんになっちゃいます。
てか最高の不幸って言葉あるのかよ・・・ねぇ?
まぁ、なくても、ね、獅馨哉が作ったって事で。
もっとも嫌な不幸、みたいな意味でお願いします。
てかてかてか、これだけじゃ話がまだ伝わりませんよねー。
気が向いたら書こうかな・・・いや、こういう風に言ってるって事はきっと書かないな(オィ
では。