こんなに赤ちゃんを産む時、痛いものなんだ

























知らなかった痛み


























でも、これを少し我慢すれば、


































まだ知らない喜びも知れるんだろう


























Believe

























さん、頑張って下さい」






、俺がいるからな、もう少しだから頑張れ」

























酷い痛みの中、確かに聞こえる卯ノ花隊長と冬獅郎の声




冬獅郎は私の手を固く握ってくれている













私は痛さに耐えながら、力いっぱいに力を入れる



























































「ぁっ、さん、赤ちゃんの頭が出てきましたよ」










数回それを繰り返していると、卯ノ花隊長の嬉しそうな声がした



















「もう少しです、頑張って下さい」



















私はその声を聞くと再びお腹に力を入れる




































お願いだから、三人とも無事に生まれて














私に、冬獅郎に、元気な声を聞かせて

























































ふと、下腹部の方が楽になる










それとほぼ同時に、元気な、声が聞こえた





































さん!おめでとう御座います、元気一杯な男の子ですよ」




































卯ノ花隊長はそう言って私に見えるように赤ちゃんを抱き上げた































しゅわしゅわな皺が入っている










真っ赤な身体















とても愛しい


































私がそんなことを思っていると、



私の手をずっと握っていた冬獅郎の手に力が入ったのがわかった
























「もうひと頑張りですからね、頑張りましょうさん」







「はぃ・・、卯ノ花隊長」






















私は嬉しさのあまり涙を零しながら、小さな声でそう言った






























































、お疲れ様」






「ぁ、冬獅郎」















数時間後、出産が終わった










無事、男の子三人が生まれてくれた










私は疲れきって、今はベッドに寝ている

























「疲れただろ」




「うん、そりゃあ三人だしね、それに痛かった」




「あぁ、頑張ったよは」










冬獅郎は私の枕元に座ると、そっと私の頭を撫でた















「でもね、その分嬉しかったからいいの」






























自分の子供が生まれるのが、こんなに嬉しいなんて知らなかった










嬉しすぎて、愛しすぎて、涙が出た



































「俺も、一人目が生まれた時、めちゃくちゃ嬉しかったんだ」




「うん、知ってるよ、手に力入ってたもんね」




















私に触っている冬獅郎の手を、私は捕まえ、ぎゅっと握った




































「・・・有難う、無事に三人とも産んでくれて」




































冬獅郎は私が掴んでいる手を持ち上げると、その私の手にキスをした




































「ううん、私こそ、産ませてくれてありがとう、冬獅郎」




































私の目から再び涙が流れる

























冬獅郎の子供が産めて本当に良かった
















冬獅郎との子供が産めて、本当に良かった




































冬獅郎は私の頬を伝う涙を私が握っていない方の手で拭ってくれた






その手はそのまま頬を撫で、冬獅郎はゆっくりと私に覆いかぶさると








優しいキスをくれた













































「今日はもうゆっくり休めよな」





「うん」





「俺は松本とかに知らせてくる、あいつは詰所に待機しとけって言ったから。・・・じゃあ、また明日」





「うん、じゃあね冬獅郎」























冬獅郎はそう言って、部屋を出て行った






私はゆっくりと目を閉じる




















明日になったら、卯ノ花隊長に頼んで赤ちゃんを見せてもらおう















乱菊さんにも見せて、色んな話をしよう































そして、叶も映護も聖騎も、










いっぱいいっぱい、愛情を注いで育てていこう




















幸せになってほしいから、



























自分の大切な人達を幸せにできる人になってほしいから

























---END---

知ってましたか!このBelieve-相思相愛-もこれで最終回なんですって!←

なんつーか、予告とか全然してなかったですけど、そうなんです!笑

ちょっとしたサプライズみたいな・・・?いえ、嘘です、ただキリが良くなったんです。

折角子供も生まれ、その名前も決めるんで、この続編も書こうかと思ってます。





でも!





それは皆さんのご要望があったらです。笑

あ。意地悪じゃないですからね!!笑

皆様のお声を聴きたいんです。Believeはどのくらい皆様に読まれているとか・・・

それに、Believe事態もう長いお話なので、そろそろ飽きてる人もいるんでないかと・・・苦笑

なので、Believe続編連載の続きが読みたい!という要望が多々あれば、書かせていただきます。


感想は随時募集中でございます。特に最終話だったので!笑


そして続編連載要望は、BBSの方に宜しくお願いします。

拍手の方は止めて下さい;お願いしますね。

あと、ホント要望だけの短い文も勘弁して欲しいです・・・切ないです。苦笑



では、此処まで読んでくださり有難う御座いました!

そしてまた続編を書くことになりましたら、宜しくお願いしますです!

てか実はストーリーはちょっとできてるんですよね、既に。笑







2007/2/20