「で・・・でたよ・・・////」
「おう////」
バスタオル一枚で行かなければ良かった
私はあの後お風呂の中で必死に後悔した
Believe
「「・・・・・・・・・・」」
私がお風呂から出てきて暫く経つけど、
ずっと沈黙が続く
その沈黙に耐え切れなくなって、私はふと思ったことを口にした
「名前・・・どうしようか」
子供の名前
まだ決めるには早いかもしれないけど、
私はとても楽しみにしてる
「そうだな」
私のその言葉を聞くと黙っていた冬獅郎も口を開いた
「もう生まれるのは男の子って決まってるの」
「は!?もうわかるのかよ!?」
「ううん、まだわかんないけど、私は男の子を産むの」
前にも言ったように、冬獅郎に似てるかっこいい男の子
「んなもん、まだわかんねぇだろ;」
「でも野菜を多く食べてるよ?」
何処かで肉を多くとると女の子が生まれて
野菜を多くとると男の子が生まれるって聞いたことがある
「俺は似の女がいい・・・」
「だーめ、男の子だもん」
「・・・・まあ、の子ならいいんだけどな」
冬獅郎はボソリと呟いて私の顔をじっと見つめる
「・・・・ありがと////」
こういう、ちょっとした言葉が実はとてもドキッとくる
なんだか幸せだな、って実感する
「あのね、男の子ならね、叶か、映護か聖騎って名前を考えてるの」
「・・・?なんか意味でもあるのか?」
「うん、ちゃんとあるよ」
叶は、すべてのことが上手くいきますように、願いが叶いますようにってことで
映護は、目に映るすべてを護れる人になれるように、
聖騎は・・・、聖なる騎士のように、強く優しい人になれますように
これは、すべて私ができなかったこと
そして今度こそ、
私の遺伝子を受け継ぐ子に、なってほしいと思ってる理想像
「ふー・・・ん、いいんじゃねぇか?」
「だから男の子3人産まなきゃ」
「はっ!?本気で言ってんのかよ」
「うん、でもやっぱり女の子もほしいね」
女の子なら、なんて名前をつけよう
「・・・まあ、本当に産みたいなら手伝うけどよ」
「うん、よろしく」
女の子が生まれても、男の子が生まれても
私の願う事は1つだけ、
幸せになってほしい
---END---
叶=よう
映護=えいご
聖騎=せいき
です。
これは固定にしようと思ってる・・・。
オリジナルキャラのサッキーの名前を出す事があるだろうから・・・;;