「センセー腹痛なんで保健室行ってきまーす!」
「コーラコラ〜仮病はしちゃいけませんよォ〜」
「いやいやいや、マジなんで!もうなんかいけないモン出てきそうなんで・・・!」
「オィイイイイッ!それでも年頃の女の子ですかァアアアッ!!!」
「えぇえええい煩いわァアッ!行かなきゃ私の人生掛かってるんですゥウー!!生死が関わるんですゥウ!!」
私はそう言って銀八の顎にアッパーをかますとバタバタと教室から出て行った。
成績下がるのと高杉君に逆らうのどっちが怖いと思う!?
そりゃあ高杉君に逆らう方に決まってんだろがァアアアアアッッ!!!
「おばさーんっ!珈琲牛乳と焼きそばパン下さいッ!私の命が掛かってるんです!」
「はいよ〜350円ねぇ〜」
「ありがとうございまーす!」
チャリンと小銭をおばさんに渡すと私はまた走り出す、
階段を上がってる途中でキーンコーンカーンコーンとチャイムが鳴った。
やばい昼休みだ・・・!
私はビニール袋をぎゅっと握り締めると走るスピードを上げた。
**************
「たっかすっぎさぁああああんっ!買ってきましたァアアアアアッッ!!」
「うるせぇな、そんな叫ばなくても聞こえる」
「ゎ、わかってますよ!無理にですから!」
「あァ?テメェ何で偉そうなんだよ。元はと言えばテメェのせいだろォが」
「ぐっ・・・」
私が屋上に行くと、暢気に寝転がりながら煙管を吹かしていた
しかも私が来ても起きようとしないし!
「ちょ、ちょっと高杉君!買って来たよ珈琲牛乳と焼きそばパン!」
「あー・・・・・水玉なんて色気ねぇなァ」
「は?」
高杉君の言った言葉の意味が分からなくて私は固まった
「俺のタイプは黒だ。近々買いに行っとけ」
「ぁ、あの、何言って・・・あぁっ!!//」
どさっ
やっと高杉君の言っている事がわかって私はその場にビニール袋を落としてしゃがんだ
「おい何落としてんだ」
「だ、だだだだって高杉君がァ・・・ッ!!//」
「パンツ見られたくれぇで恥ずかしがってんじゃねぇよ」
「ぅううううるさいなあ!もうやめてよぉ!」
高杉君はニヤニヤ笑いながら寝返りを打つと、
ガサゴソとビニール袋の中を漁り珈琲牛乳を取り出し、ストローを差し込んだ
「甘ェ・・・」
「ってもう無視ですかァアッ!;なんか寂しいじゃん私!」
「うるせぇな、少しは黙ってろ」
ちゅぅぅ
セカンドキスは
(ん……んぐぅううっ!(ちょ、ギブギブ!!;;))
(……(口を離し)キス下手だな)
(ぅ、煩いッ!!//またキスした…てか苦ッ!!珈琲牛乳!!)
(お前どんだけ甘党なんだよ)