まだ2月の半ばで普段なら肌寒いんだけど
今日はとっても晴れてぽかぽかしてたから
私は縁側で一人日向ぼっこをしていた
そしたら、貴方がやってきた
早春
「ちゃん、此処で何してんの?」
「あ、永倉さん」
私があまりに陽が暖かくてウトウトしていると
着物の前が肌蹴た永倉さんが正面に立っていた
「また永倉さんって;;新八でいいってば」
長い付き合いなんだしさ
そういって新八はの隣に腰を下ろす
「でも;」
「いーの!とにかく今からそう呼んでネ!!」
あと敬語も禁止
俺そういうの嫌なのネェ〜
新八はニコッと笑い頭の後ろで手を組みそのまま寝転んだ
「・・・うん」
はその姿を横目で見ながら溜息混じりの返事をする
「で、此処で何してたの?」
サボり?
「違うよ、日向ぼっこ」
今日暖かいから
はそう言うと ふあぁ・・・、と欠伸をした
「成る程ネェ、いいねちゃんは暇で」
「な、私だって忙しいもん!」
は新八の言った台詞が気に入らず頬を膨らませる
「ご飯作ったり、洗濯したり・・・」
しかも全部量多いんだからね!!
はそう言いながら新八を軽く睨む
だが新八はニコニコと笑っていた
「なんで・・・笑ってんのよ」
人が怒ってるって言うのに
「あー、ゴメンゴメン;」
新八は起き上がりとの距離を縮める
「ちゃんが可愛かったから、ついネ」
微笑ましかったのヨ
「なっ、何言ってんのっ!//」
は頬を真っ赤に染め、両手でそれを隠した
「アレ〜?照れてんの?」
その姿を見て楽しそうに新八はに問う
「ち、違う!!」
けして照れてませんッ!!
は新八の両目を手で塞いだ
「うぉっ;何すんのヨちゃん」
「新八のせいなんだから我慢してよ//」
こんな真っ赤な顔見せてたれない
私の気持ちがバレちゃうじゃない
「ちゃんてサー、もしかして俺の事好き?」
が必死で新八の目を塞いでいると
ふと思いついたように新八は言った
「えっ!?//」
「そうでしょ」
新八はそっと自分の目を覆っているの手に触れる
はそれに吃驚し慌てて手を離した
「あら?離しちゃっていいの?」
さっきより顔真っ赤になってるケド
「だ、駄目ッ////!」
は再び新八の目を塞ごうとしたが
その手は新八に掴まれる
「もうやらしてあげないけどネ」
只言ってみただけw
新八はそう言うとの手の甲に触れるだけのキスをする
「!?//」
「あ、また顔赤くなった」
新八はクスクスと笑い
の手をぎゅっと握る
「ホントは俺がネ、ちゃんの事好きなの」
ま、その反応見てるとちゃんも俺と同じ気持ちみたいだけど
「し、新八が、私を?//」
「うん」
は目を丸くしたまま数秒固まる
新八は笑いながら頭を撫でた
「ちゃんはどうなのヨ」
俺の事好き?
新八は固まってるの顔を覗きこむ
するとと新八は目が合い
はゆっくりと口を開く
「・・・・・好き////」
新八の事が
「ハイ、良く出来ましたv」
が顔を上げようとしたと同時に
新八はの唇にキスをした
「ご馳走様」
「なっ・・・////」
早春と共に
二人の恋が結ばれた
---END---
小さな春、みーつけた。