「総悟ォー、おかわりィー」
「自分でやりなせェ」
study
「そんくらいやってくれたっていいじゃん」
「そんくらいってんなら自分でやりゃァいいじゃねーか」
「意地悪」
はそう言ってベットの上で寝返りを打つ
空になっているマグカップを床に置くと、
近くにあった煎餅に手を出した
「そんなモンばっか食ってると太るぜィ?」
「女の子にはそう言う事言わない方がいいよ」
パリッと音を立てて煎餅を食べると総悟が自分を見ているのに気づく
「何」
「は女と見てねぇから安心しなせェ」
「それムカつく」
はベットの上にあったクッションを総悟に投げつけた
しかしそれはぶつかる前に総悟がキャッチする
「てか、俺はに勉強を教えにきたんじゃないのかィ?」
「あ、忘れてた」
総悟はその言葉を聞くと深い溜息を吐き
床に散らばっている教科書を手に取る
「今度赤点取ったらヤバイとか言って泣きついてきた奴ァ誰かねェ・・・」
「私です;」
は慌てて起き上がりベットから降りると
総悟の隣にちょこんと座る
「で、どの教科を教えりゃいいんでさァ」
「そりゃー、全部・・・イタッ;」
総悟は教科書の角での頭を叩く
「痛いでしょッ!!」
「うるせェ、何が全部でィ」
「いや、だって本当なんだもん」
は痛さのあまり目に涙を溜めながら
ノートとペンケースを鞄から取り出した
「いっそ家庭教師でも雇ったらいいでさァ」
「家にはそんなお金ありませーん」
はそう言うと数学の教科書を開く
総悟はその姿を見ながら何か思いついたように
ニタァと笑った
「じゃ、俺が家庭教師やってやりますぜ」
「だから、お金ないって」
「金なんかいらねェ」
その代わり、と言っての肩を掴み自分に近づける
ちゅっ
「の身体で払ってもらいまさァ」
から顔を離すとニッと微笑む
「アンタ・・・私の事女と見てないんじゃなかったっけ?;」
は呆れた様に総悟に言う
「気が変わったんでィ」
---END---
ヒロインは・・・総悟の事好きなのでしょーか。
てか、総悟の口調わかんねー・・・