「スゥーークゥーアーーーーァローーーーォ」
「変に伸ばすのはやめろぉ」
「だって呼んでんのに無視するんだもん」
スクアーロは自室のベッドの上に座りながら読書をしていた
そこに暇になったが入ってきて、勝手にスクアーロの隣に座る
「まず一なんでてめぇ勝手に部屋に入ってきてんだぁ」
「だからスクアーロがいつまでも無視するからでしょぉ」
「知るかそんなもん」
スクアーロはに構わず再び読書を始める
は暫くその姿を眺めていたが
つまらなくなったのか、飽きたのか
ひょいっとスクアーロが読んでいた本を取り上げた
「う゛お゛ぉい!何すんだぁ」
「構って」
「他をあたりやがれぇ」
スクアーロはを睨みつけ
本を返せと催促する
しかしにはその睨みは聞かず
逆にべーっと舌を出してスクアーロを挑発した
「てめぇ犯すぞぉ」
「すぐそう言って脅すー」
「脅しじゃねぇ」
スクアーロはそれを証明するかのように
いきなりを押し倒す
しかしは表情一つ変えずに言った
「スクアーロはそんな事しないもん」
無理に相手を犯したりなんてしない
あたしは過去一度もされた事ないし
「ちっ、うぜぇなぁ」
「うざいなんて言わないでよ」
スクアーロがそう言ってから離れ元の体勢に戻ると
はゆっくりと起き上がりながら不機嫌そうに言う
「あたしは少しでもスクアーロと一緒にいたいの」
あたしたちは何時死んだっておかしくないんだから
「ふん、俺は死なねぇ」
「そんなのわかんないじゃん」
「それになぁ、俺が一生守ってやるからお前も死なねぇんだよぉ」
「だからそんなのわかんないじゃん!」
最後の言葉は正直嬉しかった
だって、それってつまり、あたしは死ぬまでスクアーロと一緒って事だから
「ぐちぐちぐちぐち煩ぇんだよぉ、さっきから」
スクアーロはそう言うと、の顎を掴み強引にキスをする
「俺がそう言ってんだからそうなんだよぉ」
「うー・・・」
そうかもしれないけど
そうだと嬉しいけど
でもあたしは用心深いからそう簡単には信じれないの
それにずっと一緒に入れるなら
その長い時間の中少しでもやっぱり一緒にいたい
とにかくあたしは
少しでもいっしょの時を過ごしたい