「・・・・いい度胸してんじゃねぇかァ」
「・・・・・;」
「俺を殴る女なんてテメェが初めてだぜ?」
うぅぅぅううううううっそーんっ!
私が初めてだぁあああ!?!?
なんてこったぁあああああ!!!!!
「ぁああぁあああ、すみませ、ん、ゎ、ワザとじゃないんで・・」
「気に入った」
「は・・・?」
私が真っ青な顔をしてたら、
高杉君はまた怪しく笑ってそう言った。
意味分からないよ。何、気に入ったって。
そんなことを考えていたら、
いつの間にか目の前には高杉君の顔。
ちゅっ
「ぇ・・・ぇぇええええええ!?!?!?!?//」
「ったく一々うるせぇ女だなァ」
「高杉と〜先生の前でイチャつくんじゃねェー、ムカつくぞ〜」
「違うわボケェエエエエエエッッ!!!!」
私は銀八に思い切り机の上にあった国語の教科書を投げつけた。
それは見事に顔面にヒットし、銀八はその場に倒れる。
「ななななななにするんですかァアアアアア!!!!」
「あぁ?軽く唇が触れただけだろ」
「なんだその事故みたいな言い方はァアアア!!絶対違うだろォオオ!!!!」
「んだよ、テメェもしかして初めてだったのかァ?」
「!!・・・ぅ、うるさいです!!////」
やべー興奮すんのやめればよかった・・・!
いらないことがバレちゃったよ!恥ずかしいし!
てか最近の子達は早いんだよ!キスもセ・・ペケペケも!!
「ふ〜ん・・・」
「ちょっ、その笑い方やめてもらえます!?怖いんですけど・・・!」
私は高杉君の独特な笑みを指差す。
その笑みは、何を考えているのかが分からないから苦手。
「まァ、も俺の“初めて”を奪ったんだからいいじゃねぇか」
ぇ、え?私の言った事は無視!?
てかお前の初めては別に失って損するモンじゃねぇじゃねぇかよォオオ!!!!
「取り敢えず、俺に気に入られたからには覚悟しとけや」
「ぇ・・・」
主従関係成立?
(、携帯の番号とアドレス教えろ)
(ぇ゛…(うわぁああめちゃくちゃ嫌だァアア!!てかいつの間にか名前だし!!))
(……オイ、教えねぇとまたキ…)
(これが私の番号とアドレスです、どうぞお納め下さいぃいッ!!;;)