ずっと、そんなこと考えもしなかった
元々縁のないものだと思っていたし、
それに、まさか雲雀が、なんて
そして、俺自身も・・・
助ける心算なんてなかったんだ
雲雀と別れ、俺は一人廊下を歩いていた
一歩一歩、確かめるように
さっきの出来事を思い出しながら
『僕はの事が好きなわけ』
ずっと、エンドレスでこの言葉が頭の中に浮かんでくる
全然気付かなかった、
寧ろ、
雲雀は俺のこと嫌いとか、苦手だと思ってた
『まぁいいや、もう遠慮しないし』
一体これから何をしようってんだ?
できれば、俺は今の関係を壊したくない
雲雀の隣にいるのは、心地良い
避けられたりしたら、どうしよう・・・
はその場で足を止め、服の袖を自分の目にあてた
「・・・っ、なんで泣いてんだよ俺・・・」
さっきと一緒だ、
雲雀の首に木刀をくらわせて、保健室に連れて行くときと、一緒だ
とっても悲しい
「う゛〜〜っ、意味わかんねぇよっ・・・」
あの時、雲雀がいなくなっちゃうって思った
自分の行動に後悔した
最初は助ける心算なんてなかったのに
胸が痛い、
胸が苦しい、
なんなんだよこの気持ち
は涙を拭っていない手で、ギュッと自分の胸のYシャツを掴んだ
教えろよ、雲雀・・・
---END---
ヒロインかーわーいーいー。何