私の席は窓から一列離れての、一番後ろ、
授業中は携帯いじれるし、漫画読めるしで、結構気に入ってる。
でも、
一つ問題がある。
それは窓側の一番後ろの席に座る、
つまり隣の席の生徒。
その名は高杉君。
彼はほとんど授業中は寝ているものの、
それはそれは怖い。
時々起きている事があって、目なんて合った日には気が気じゃない。
その鋭い眼差しで、人が簡単に殺せそうだ。
でも、寝ている時は、とても可愛い。
良く見ると肌は綺麗だし、睫毛長いし、
髪の毛だって綺麗な黒、そしてサラサラ。
けして本人には言えないけどね。
私がそんな事を思いながら高杉君を観察していたら。
「さっきから何見てやがる」
なんて、
いきなり目を開けた高杉君が言った。
隣の席の高杉君。
(やば、起こしちゃった!めちゃくちゃ睨んでるよぅ!;)