冬獅郎ー!とぉーうーしぃーろぉー!何処だぁーいシロちゃぁーん!

























trick or treat

























なんとか朽木隊長は諦めてくれたみたいだなぁ


さてと、冬獅郎探そ


この格好見てもらわなきゃ





は一人廊下を進んだ










「お、じゃねぇか」





ちゃんだぁーw」





「??」





が歩いていると後ろから いかにも悪そうな声と可愛らしい声が聞こえた










「あ、更木隊長とやちるちゃんだ」










相変わらず仲良いなぁー


やちるちゃん背中に乗ってて落ちないんだろうか





ちゃん何してるのぉー?」





その格好可愛いねぇーw





やちるは更木の背中から飛び降りに近付いた





「え?えっとそうかな?ありがと」





何してるって言われてもなーなんて言えばいいんだ?





「あ、それって はろうぃん の格好?」





やちるはの周りをクルクルと回りながら言った





「え?知ってるの?」



「うんーw前現世で見た事あるー」





お菓子貰うのでしょぉー?





「そだよ、trick or treatって言うと貰えるの」



ちゃんやちるに何かくれるぅー?」





やちるはの正面に止まり見上げた





「うん、ちゃんと言ったらあげるw」



「そっかぁーじゃぁtrick or treat!!」





右手をの前に差し出すとやちるは二コッと笑ってみせた





「はい、どーぞw」





はその手にクッキーを乗せてあげた





「わぁークッキーだぁーww可愛いぃーw見てぇ剣ちゃぁーん!」





やちるはそう言いながら更木の背中に戻った





「随分うめぇじゃねぇか」



「ぁ、そうですか?有難う御座います」





うー褒められてるはずなのに何故かとっても怖いよ・・・





「剣ちゃん羨ましいでしょー」





剣ちゃんも言えば?きっとくれるよ





とやちるは言うと更木の背中でクッキーを食べ始めた





「くれんのか?」



「え?あ、まぁはい」





え!?更木隊長も欲しいんですか!?


別に構わないけど、なんか以外





「っとなんだっけか?trick or treat?」





更木はぎこちなく言うとを睨みつけた





「ど、どうぞ・・・;;」





コワッッ!!こんな怖い人がクッキー食べてる姿あんま見たくない!!


さっさと退散するとするか・・・;






「じゃ、私はこれで・・・」





冬獅郎探しを再開せねば





「日番谷ならさっき擦れ違ったぜ?」





更木は親指を立て後ろを差しながら言った





「本当ですか!?」





走れば追いつくかな?





「じゃ、失礼しますね」



「んーちゃんバィバーイ!」





は更木とやちるの横を通り過ぎ走っていった




































「ったく、は一体何処行きやがったんだ」










仕事ほったらかしにしやがって




冬獅郎はブツブツ言いながら一人廊下を歩いていた










「と、冬獅郎ーーーー!!」










「!?」





冬獅郎は名前を呼ばれ後ろを振り向いた





「やっと見つけた・・・」



!?」





一体何処行ってたんだ・・・って










「なんだその格好・・・」



「あ、よくぞ聞いてくれました!!」





はそう言うと呼吸を整え腰に手を当てた










「これはハロウィンの衣装で「さっさとそんなもん脱げ」










今はしょうがねぇから俺の羽織着ろ




そう言って冬獅郎はに羽織を被せた





「へ?」



「へ?じゃねぇよ」





冬獅郎はそう言うとの手を掴んだ





「な、なんで脱がなきゃいけないの?」





折角、冬獅郎の為に頑張ってみたのに


会ってすぐ脱げだなんて





「別にいいだろ、さっさと行くぞ」





冬獅郎は掴んだ手をぐいっと自分の方へ引っ張った





「ょ、よくないよ!ハロウィンなんだから!」





衣装着て普通だもん





「あーったく、なんでわからねぇんだよっ」





人の気もしらねぇで


だったら・・・





「trick or treat」





冬獅郎はの手を離し腕を組みながら言った





「冬獅郎も知ってたんだ」



「当たり前だ。ほら、くれねぇと悪戯するぜ?」





ま、俺は菓子なんかより悪戯の方がいいけどな




冬獅郎は悪戯子っぽく笑った





「あ、あるよお菓子!だから悪戯なんかできないもんね」





そう言いながらはポケットに手を入れた










・・・・あれ?










・・・・あれれれれ!?










ないッッ!!クッキーがない!!










「早くしろよ



「更木隊長にあげたので最後だったんだ・・・;;;」





私とした事が・・・元はと言えば冬獅郎の為に焼いたのに





「・・・・悪戯決定だな」



「う・・・ちょっと待って冬獅郎!もっかい探して・・・んっ・・・」





がもう一回ポケットに手を入れようとするとそっと柔らかいものが唇に触れた




















「何回やったって一緒なんだよ、それよりその格好他の奴等に見せたくねぇんだから行くぞ」




















「うん・・・ってはぃ!?」





い、今なんて・・・










「そんな格好は俺しかいねぇ時だけにしろ、他の奴等なんかに見せんじゃねぇよ」










また争奪戦始まっちまうだろが




冬獅郎は少し頬を赤くしそっぽを向いた





「ぅん////」



「んじゃ俺の部屋行くぞ」





冬獅郎は再びの手を掴んだ





「は?」





なんで冬獅郎の部屋に・・・?




















「悪戯すんだよ、にな」




















覚悟しろよ?





冬獅郎はニッと笑った










こんな格好しない方がよかったのかな・・・?





あ、こんなイベントしなければよかったのか・・・





うぅ・・・私が馬鹿だからいけないんだ!





これで明日ちゃんと仕事できないよ・・・;;



















---END---

うひゃぁーなんとか間に合った!?これでハロウィン編も終わりです。

此処まで読んでくださり有難う御座いました!!感動です獅馨哉は!!

次もまたできるかなぁーやるとしたらクリスマスかな?できたらいいな