「さーて、どうしたのかなァー君」











「もぉ、銀八ったらぁー、どうしたのぉ?よそよそしいわよぉ?」










「お前のはおかしすぎるだろォオ!?」




















そう言ってあたしの目の前に立っていた銀八は


持っていた学級日誌で思い切りあたしの頭を叩いた










「ちょっ、待って!めっちゃ痛いんですけどォオ!!」




「痛くやったんだから当たり前ですー」




「うわ、アレだ、アレだよアレ!!」










は叩かれた所を押さえながら銀八を指差す






「なんだよアレって、意味わかんないんですけどぉー」




「幼児虐待?」




「ちげぇだろォ!?お前どう見ても幼児じゃないからァッッ!!」




「あーっ、アレッ、体罰!!!!」






はポンッと手を叩きすっきりしたように額の汗を拭う






「それ言うために何汗掻いてるんですかー、それに体罰じゃないですからー」




「別に汗かいてないよ、演技だから。てか絶対体罰だし」




「いや違いますからー。てかなんで今日遅刻したんですかー」






銀八は持っていた学級日誌を教卓の上に置きながら



思い出したようにに尋ねる










「あー?あはははは、うん、なんでだろー」










「え?何、誤魔化してんの?ふざけんなよォ!?」










「いやこの年頃はヒミツが多いだけだって」










「ならそれ全てこの優しー先生に言いなさい?」










「絶対嫌」















はフイッとそっぽを向き自分の席に戻ろうとする






「おーい、何逃げようとしてるんですかァー」






銀八はが動いた瞬間に右手首を掴んだ






「だって、話してても無駄だしー」




「ちょっとォー、今俺とっても傷付いたんですけど」




「そんなの知らないよ」




「もうなんでもいいから、とにかく遅刻した理由言いなさい?」




「あー、えっとねー・・・」










は顎に手を置き、ニッコリと笑った




































にはねられて遅刻しました」