「あたし、冬獅郎のこときらい」
「ホントはね、付き合おうって言われた時、遊びでOKしたんだ!」
「それで、冬獅郎って一緒にいても全然面白くないからもう飽きちゃった!」
「だから、別れ・・「おい」
ずっと椅子に座って書類の整理をしていた冬獅郎が、筆を置いた
「お前、何があった」
「何って・・・ただあたしは冬獅郎と別れようと・・・」
「違うだろ、ちゃんと言え」
「だからっ、ぁ、あたしは・・・」
「お前は嘘が下手くそだな」
(じゃあなんで泣いてんだよ)
(こ、これは涙じゃ・・・っ)
(俺はお前がどんだけ俺の事好きかなんて知ってんだよ、だから、ちゃんと言え)
(・・・・ぅ、と、とぅしろぅ〜〜〜っ)