私は本当に、本当に










冬獅郎の事大好きなんだよ?










浮気なんかしてないのに・・・


























why?

























「おい















「・・・?」










水曜日の昼休み、



クラスの違う恋人の冬獅郎が



私の教室へやってきた










「今空いてるか?」










いつも放課後以外あんまり来ないのに


どうしたんだろう






「うん」






は不思議に思いながらもコクンと首を縦に振り


椅子から立ち上がり冬獅郎のいる廊下へ行く















「此処じゃなんだから・・・、あっち行こう」
















「・・・うん?」










冬獅郎はの右手を左手で掴み


引っ張るように廊下を歩いた















そんなに、



周りの人には聞かれたくない事なの?




















私、何かした?




































連れて来られた場所は屋上


今日は朝から雨が降っていて


昼を過ぎた今も、ぽつぽつだが降り続いていた





「で、何?冬獅郎」





は少し不安そうに冬獅郎を見つめる


冬獅郎はというと、と目を合わさず下を向いている




































「あのよ、俺たち別れようぜ」




































「ぇ・・・?」




































「もう限界なんだよ」




































何言っているのかが、良く分からなかった


なにが、限界だって言うの?





「な、なんで・・・?私・・・、なんかした・・・?」



「とぼけんなよ」





別に今更怒んねぇし





冬獅郎は冷たい声でそう言うと眉間に皺を寄せる




















「お前が浮気なんかしたからいけねぇんだろうが」




















はその言葉に眉を顰めた





「何言ってんの・・・?」





私は浮気なんかしてない


する訳ないじゃない










「阿散井と、黒崎・・・どっちとデキてんだよ」










冬獅郎はの言っている事を無視し話を進める










「まぁ、もうどっちでも構わねぇんだけど、な」



「・・・なんで・・・、信じてくれないの・・・」





はその場に座り込み両手で顔を覆う


目からは涙が零れ、手だけでは隠しきれず


涙が頬を伝った

























私は、浮気なんかしてないよ





恋次先輩と・・・一護先輩とは確かに仲良いけど





そんな関係じゃない・・・っ

























「じゃ、俺行くわ」





「ぅっ・・・ひくっ・・・」










「どっちかわかんねぇけど、阿散井か黒崎と仲良くやれよ」










冬獅郎は小さい声でそう言うと





を残し教室に戻っていった




































あれ以来、冬獅郎とは話していない





というか、避けられている気がする










恋次先輩と、一護先輩には










その日から何日か経って告白をされた





でも私は、両方断った




































だってまだ私は、冬獅郎の事が好きだから




































---END---

企画夢。華憐様に捧げます。


パラレル久しぶり・・・?あ、連載やってるや。

日番谷は、今でもヒロインが好きですよ。

切ないですね、擦れ違い。