泣いて泣いて泣き止んだら 笑顔のままでいよう
泣いて泣いて笑顔くれたら 僕の側にずっと
ザクロ型の憂鬱
窓辺から差す朝日がいつもと違う見えた
気が重いのは、きっと先が見えたからだろう
ふと顔を上げると花瓶が目に入った
この花瓶に活けてある花が枯れる頃には・・・・
を残し、全てを捨てて何処か遠くへ・・・
「あ、冬獅郎っ!起きられるの?」
「あぁ、今日は気分がいいんだよ」
「そっか、よかったね」
俺がそんなことを考えて、泣きそうになっていたら
コンビニの袋を提げたが病室に入ってきた
はいつも俺を励ますようにふざけてみせる
「ねぇねぇ、見て!今日ね、コンビニで冬獅郎の好きなモノいっぱい買ってきたんだよ」
「おう、ありがとな」
はコンビニで買ってきた物を一つ一つ袋から出しながら
俺に笑顔を向ける
自分のことよりも俺のことを気にしてくれる
辛いだろ?
こんな、俺の姿を見ているのは
疲れた、と素直に言えばいいのに
「、無理すんなよ」
「ぇ・・・?何言ってんの、冬獅郎ったら;」
「涙の跡・・・」
は隠れて泣く
俺の前では絶対に弱気にならない
俺はの頬に触れ、そっと涙の跡をなぞった
「そ、そんなこと・・・ないから・・・無理なんて、してないよ・・・?」
「でも、この頃顔色悪いぞ?」
「大丈夫だから、だから、心配しないで・・・?」
はそう言って俺を優しく抱きしめると
嗚咽を漏らすのを我慢しながら泣いてくれた
生きたい、
死にたくない
を見るたびそう思って涙が零れる
俺はまだのために何一つしてやれてない
あれから暫く寝ていたようだ
隣にはのシャンプーの香りだけが残ってて
なんだか胸騒ぎがした
不安がこみ上げる
、に会いたい・・・
そんな不安が続いて、を待つ俺に一枚のメモが届いた
俺はゆっくりとそのメモに目を通す
メモはからで、記されていた事実に言葉をなくし
俺は壊れたように泣き叫んだ
【memo】
ごめんなさい
勝手な事して
ただ貴方を助けてあげたかったの
貴方の為に死ねるのなら
それがあたしの幸福なの・・・
は今、俺の中で、いつも俺を見守ってくれている
目を閉じて、を想えば俺は泣かないで、笑顔を忘れない
もう隣にははいないけど、
これからはもっと近く、
ずっと、ずっと、同じ景色を見続けて行こう
窓辺から差す朝日と潮風に吹かれながら俺は目を瞑る
もしも、もう目が覚めなくなるとしても
---END---
これは、初めて聞いたとき泣きました、本気に。
ホント可哀想なんです。
歌詞↓↓
ザクロ型の憂鬱 ガゼット
泣いて泣いて泣き止んだら 笑顔のままでいよう
泣いて泣いて笑顔くれたら 僕の側にずっと
窓辺から差す朝日がいつもと違く見えた
気が重いのは 先が見えたからだろう
花瓶に揺れる見舞いの花が枯れる頃は
君を残し全てを捨てて何処か遠くへ
君はいつも励ますようにふざけてみて
明るく接し自分の事よりも僕を、、、
辛いでしょ?こんな姿を見てるのは
疲れたと素直に伝えばいいのに
君は嫌な顔一つせずただ優しくて
僕を抱きしめて泣いてくれた
生きたいよ、死にたくない.思うたび涙は零れ
生きたいよ、君の為に何一つしてあげれてない
しばらく寝てしまってたようだ
隣には君の香りだけが残ってて
なんだか胸騒ぎがしてたんだ 不安がこみ上げる
そして日は経ち帰り待つ僕に届いた
一枚のメモは君からで 記されてた事実に言葉無くし
壊れた様に泣き叫んだ
【memo】
ごめんなさい
勝手な事して
ただ貴方を助けてあげたかったの
貴方の為に死ねるのなら
それがあたしの幸福なの、、、
僕の中で君はいつも見守って呉れてるんだね
目を閉じて君を想えば笑顔だって忘れないよね
これからもずっと同じ景色を見続けて生きて行こう
窓辺から差す朝日と潮風に吹かれ眠ろう
もしも二人が目覚めなくても