「ちょ、ギブギブ!ホント勘弁して下さい高杉くん!」
「痛くしねェから安心しろって。ほら、ひと〜つ」
「ぎゃぁああああっボタン外し始めるなぁあああ!!!!;」
高杉君はニヤニヤMAXで私のYシャツのボタンを外し始めた
ってこんな暢気に解説してる場合じゃない!ホントやばいからこのままじゃ!
「、もう観念しろって。自分で言うのも難だがよォ、うまいぜ俺ァ」
「自分で言っちゃ駄目だからそういうの!てかどっちにしても無理だから!」
「んじゃ、声我慢すんなよ」
「人の話聞いて..「ガタンッ」
「あーら;ごめんなさーい?どうぞお続け下さ「何やってんだお前はァアアア!!!!」
高杉君に私がツッコミを入れようとすると、いきなり勢い良くドアが開いた
何かと思い視線を向けると、そこには我が母
「いや〜つい力入っちゃってドアノブ回しちゃったわ〜」
「アンタ、いつから見てたんだよ」
「それにしても若いっていいわね〜、私も若い頃は・・・」
「ちょっと!無視か!自分の世界に入ってんじゃない!」
私は一人遠い目をする母を睨み付けた
が、母は私の言った事は無視し、視線を高杉に移した
「高杉くん、うまいんだ?」
「あ?あァ、まあ・・・」
「そう・・・・・を宜しくお願いします。子供は女の子がいいわぁ」
「あー、もちろ「違うだろ!てかお前それでも母親かぁあああああああ!!!」
娘が男に襲われてるってのに!
いくらかっこいいからって流石に駄目だろ!
どんだけ面食い(死語?)なんだよ!限度を知れ限度を!
「あ、そういえば高杉くん今日晩御飯食べてかない?オムライスなんだけど」
「あ、そうだった!言うのすっかり忘れてた!」
まあ忘れたって仕方ないけどね!ふんだ!
「いいんスか?」
「もっちろんよ〜!華があればご飯も美味しいわ!じゃあ早速つくるわね!」
そういってお母さんはルンルンで階段を下りていった
華があるって・・・・・もうツッコむ気にもなれないよ
「あ、そうだ、高杉君の好きな食べ物って何?」
私は未だ高杉君に押し倒されたままにも関わらず、妙に落ち着いた口調で質問した
もう段々どうでもよくなってきちゃったよ、この状態が。
それにどうせなら好きなもの食べさせてあげたかったし・・・今ならまだ間に合うし?
「あ?オムライスと、ハンバーグとプリンと・・・」
「ぇ・・・・?」
「今日の夕飯オムライスだってなァ。楽しみだ」
高杉くんはそういうと、なんとなく嬉しそうな顔をした
随分と可愛いなオイ
(オムライスにハンバーグにプリン…お子様セットメニューじゃん)
(あー俺お子様セットかなり好きだった)
(もしかして、今でも時々食べたりしてないよね?)
(・・・・・・・・・してねェよ)
(ちょ、今の間何!?かなり気になる!!)